2007年度 2 中3修学旅行 沖縄へ行く 自由の森学園中学の修学旅行では、沖縄へ行きます。 どうして沖縄なのか、というと、3つほど理由があります。 1 文化 沖縄は、昔は「琉球」といって「日本」ではありませんでした。 だから、日本の本島とは違った独特の文化があります。 それは今でも沖縄の人たちの生活に息づいています。 それに触れてみるのが面白い、というのが1つ目の理由です。 難しく言うと、「異文化に触れる」ということになるのかなぁ、多分。 2 自然 沖縄には、本島とはまったく違った自然があります。 ヤンバルクイナなど、沖縄にしかいない生き物もいます。 なのに、新たにアメリカ軍の基地が作られようとしています。 それに加えて、いろんな開発も、自然をじょじょに破壊しています。 沖縄の自然と人間との関係からはいろんなことが考えられます。 それが2つ目の理由です。 3 歴史 沖縄は日本に併合されるまでは、琉球でした。 ウチナーグチという言葉を持ち、1つの文化を築いていました。 また、第二次世界大戦のときには、日本で唯一地上戦がありました。 そして、日本とアメリカの取り決めによって今でも米軍基地が在ります。 そういった歴史からも学べることがあるかも知れません。 そんな歴史が刻まれている島だということが3つめの理由です。 ↓ 沖縄には、今でも深く鋭い戦争の傷痕が残されています。 じょじょに消えかかっているけど、それでもやっぱり残っています。 今の日本国憲法は、あの戦争の反省からできた、ということをよく言います。 沖縄へ行って、その言葉の意味が分かったような気がしました。 憲法9条では不戦を誓いながら、今でも沖縄に米軍基地が在ります。 ベトナム戦争の時には、沖縄からベトナムを襲う戦闘機が飛び立ったといいます。 その矛盾をいったいどう受け止めるのか? 沖縄から憲法を考えると、その良い点と矛盾がたくさん見えてきます。 修学旅行のコースの1つ。 沖縄修学旅行 基地問題コース |